腰痛になりにくいマットレスの決め手は寝返りのしやすさだった

朝起きた時、腰が痛くて起き上がることができなかったことはないでしょうか。

腰痛に悩む人の多くが経験されている寝起きの腰痛は前日の姿勢や動作だけではなく、マットレスにも原因があるということが報じられるようになってきています。

腰痛になりにくいマットレス選びの新常識

健康でいるためには寝返りが必要

私たちは夜寝ている間、無意識のうちに何度も寝返りをうちます。

寝返りをうつというと寝心地が悪い、眠りが浅いというようなイメージをもつ人もいるかもしれません。

しかし、寝返りは私たちの健康にとって必要なものであるからこそ無意識に行っているものなのです。

普段起きている時でも同じ姿勢でいることは特定の筋肉、筋膜、靭帯、関節に負担をかけることになり、腰痛や肩こり、膝痛などの様々な痛みを引き起こします。

それは寝ている時も同様であり、さらに身体の下側になっている部分は持続的に圧迫され、血流が悪くなっています。

寝たきりで寝返りを自分で出来なくなると床擦れ(褥瘡)になるほど身体にとって寝返りは重要なものなのです。

実際に、朝起きた時に起こる腰痛や首痛、いわゆる寝違えなどは寝返りをうてず無理な姿勢を続けて負担のかかった部位や、痛みのある部位をかばって緊張し続けた部位に現れるのです。

腰痛防止はもちろん、健康でいるためには正しい寝姿で自然に寝返りをうてるということが大事になります。

マットレスの歴史

ベッド、マットレスの歴史は文明の発達と密接に関係しており、藁や葉の植物などに動物の毛皮をかけただけのものから、布や羽が使われるようになり、木などの枠組みとマットレスへと進化していきました。

マットレスの中身も豆殻や藁と羽毛からココナッツヤシの繊維、牛の毛、ウールなどへと移り変わり、十九世紀になってスプリングを使用したマットレスが登場しました。

その後化学工業の発達により発泡ゴムや低反発素材(軟質ウレタンフォーム)が開発され、スプリング式マットレスもボンネルコイルマットレスからポケットコイルマットレスや高密度スプリングマットレスなど寝心地を追求されています。

身体に合わせて沈み込むマットレスは寝返りしにくい

低反発マットレスなどの「身体に合わせて沈み込むタイプ」のマットレスが登場した頃、その柔らかさによる寝心地が注目されました。

しかし深く沈み込むということは寝返りしたり起き上がる時に余計に力が必要になり、無意識に寝返りをうてず睡眠が浅く疲れが取れなかったり、朝まで同じ体勢で寝てしまって腰や首、肩への痛みが現れたりするのです。

マットレスによって寝返りのしやすさが変わってしまうということは腰痛などの痛みを予防するためにはマットレス選びに気を付けなくてはならないということです。

自分に合ったマットレスの見つけ方

それでは寝返りのしやすいマットレスとはどのようなものでしょうか。

それは寝返りのしやすい適度な硬さ、つまり反発があるものです。

高密度スプリングマットレスはもちろん、ボンネルコイルマットレスもコイル同士が繋がっているので面で支えられるので安定感があります。

ポケットコイルもメーカーやモデルによってコイル自体の強さ、個数などに違いがあるので、ちょうどよいものがあるかもしれません。

ウレタンフォームも低反発ものから高反発のものへとニーズが変化して様々なメーカーからマットレスが販売されています。

ウレタンフォームは加工もしやすいので表面が波型になって点で身体を支えるものなどの特色があるものもあります。

また、特殊なファイバーなど新しい素材を使用したマットレスも販売されています。

フィギュアスケーターの浅田真央さんもおすすめしているエアウィーヴなどがその代表的なもので、たくさんのアスリートが使用していると話題になっていました。

また、天然発泡ゴムのマットレス、Bodydoctorも柔らかすぎず硬すぎないと謳われています。

素材により気温による硬さの変化、通気性、耐久性などに違いがあるのでまずは素材を選ぶのがよいでしょう。

これらの製品には手持ちのマットレスの上に敷くマットレスパッド、ベッドフレームに直接設置するベッドマットレス、畳みやフローリングに直接敷くことができる敷布団タイプなど多様化する寝室環境に合わせて選べるものもあります。

ウレタンフォームやファイバー、天然発泡ゴムなどは軽いものが多く、巻いた状態で持ち運び、収納できるものもあります。

硬さだけでなく、自分の体格、就寝スタイルなど口コミを読んでみることも参考になるでしょう。

寝心地、特に寝返りのしやすさは実際に寝てみなければわかりませんが寝返りがしやすいと謳っているかどうかも一つの目安になるのではないでしょうか。

まとめ

腰痛を予防、改善するためには寝返りのしやすいマットレスを選ぶことが大切だというお話をしました。

たくさんのマットレスの中からぴったりなマットレスを見つけられ、毎朝腰痛を気にせず気持ちよく起き上がれるといいですね。